マーケティングを知らないとどうなるか?

マーケティングを知らない経営者・起業家が非常に多く、マーケティングがいかに重要かということは、自分の中でも確信があります。

マーケティングを知っている人がうまくいくということにも気が付きました。マーケティングがわかっている人は、自分のことをマーケティングを知っているとは言いませんが、常に顧客志向マーケティングがすごく上手です。

 

成功はアート、失敗はサイエンス

成功はアートと言う通り、再現性が低い。つまり、運やタイミングや個性など色々なものが絡み合って成功事例が出ます。

その一方で、失敗は明確な失敗理由があります。あのときあれをやったから失敗したというものがあります。これを改善すれば限りなく成功に近づけます。でもみなさん(僕も含めて)は、成功事例を知りたがります。これも明確な理由があり、成功事例は考えなくても済むからです。

人の成功話を聞いて、それを真似すれば良いのです。失敗事例では、なぜ失敗したかを考えて、その改善策を考えて作り出さないといけないから結構面倒くさいのです。

 

とはいえ、成功事例から学ぶ方法はある

表面的な成功要因を見るのではなく、成功の深層的要因、法則性、フレームワークを学ぶのです。そこを深掘りすることによって再現性の高い、抽象度の高い成功の法則性やフレームワークが出てきます。

これを学べば、成功事例からでも自分のノウハウとして横展開ができるのではないかと思っています。成功事例から学ぶ場合は、この法則性、フレームワークを見出して、深層的な成功要因からあぶり出して学んでください。失敗事例で改善作業が苦手な人は、この成功事例から学ぶノウハウを試してみてください。

 

マーケティングで激変した成功事例

法則性を見出せばあなたも売り上げが増えるはずです。マーケティングの凄いところ、それは商品自体は変わっていないのに、売り上げが激増する手法。それがマーケティングです。マーケティングによって売り上げが伸びるのは、まるで魔法のようです。今まで全く売れなかったのに、ある要素を変えるだけで売り上げが爆増するのです。

 

鼻セレブ

保湿性の高い柔らかいティッシュである鼻セレブ、もともとはネピアモイスチャーティッシュという名前でした。そのまま機能の名前が商品名になっていたのです。機能で人はものを買いません。人が動くのは、感情的価値になります。機能的価値では売れなかったので、これを「鼻セレブ」の名称に変えることによって売り上げが激増しました。

 

通勤快足

もともとこれはサラリーマン向けの靴下です。これも名前を変えたら、売り上げが激増した例です。

 

カレーメシ

普通はカレーライスですが、カップカレーライスをカレーメシに名前を変えたら売り上げが上がりました。名前を変えるだけで、売り上げが上がるのがマーケティングの醍醐味です。

 

USJ

ユニバーサルスタジオジャパンは、とある方のおかげで劇的に収入が回復しました。元々、P&Gにいらした森岡さんが「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方。成功を引き寄せるマーケティング入門」という本を書かれています。この方のおかげで、USJは5年で過去最高の売り上げを更新しました。

森岡さんは、一体何をされたのでしょうか?変えた項目は数百あるそうです、例えばブランドの定義、テレビコマーシャルの内容やアトラクション、PRなど。この表面的な成功事例を見るのではなく、深層的な変化の部分を見ることが大切です。

唯一変えたのは1つで、ここが真似をするポイントです。数百変えた事例を追って真似をしたところで、本質的なところは変わらないので、その真理のところだけを真似ると売り上げが激変する可能性があります。あなたにもこの本を是非読んでみてほしいです。

 

全ての根底にあること

それは消費者視点(customer driven)、これだけだそうです。今までこの会社は、アメリカ本社に従ってやっていたようですが、アメリカで評判が良いものは、日本では受けない可能性が高いです。それは当然で日本はガラパゴスなので、独自のものが流行ったりします。お客さんが喜ぶものを提供すれば良いのです。

それまではアメリカのキャラクターばかりを並べていたところ、日本人受けするキャラクター、例えばスーパーマリオやキティ、スヌーピーなどが入りました。それでお客さんがどんどん増えていきました。根底にあるのは消費者視点です。僕が常々お伝えしているマーケティング思考です。売りたいものを売るのではなく、お客さんが買いたいものを作って売ります。

 

マーケティングは何ですか?

超顧客志向がマーケティングの根底にあるのです。マーケティングは何ですかと聞かれたら、「超顧客志向」と答えると思います。主観で見るものを客観的に見ること、もう一人の自分が俯瞰でものを見ている感じでいると徐々に客観的視点が身につきます。主観が抜けない人は押しつけになっているので、なかなか売れないです。

商売はマーケティング、常に恋愛と同じでいきなり初めて出会った人に結婚してくださいなど言わないと同じで、商品もいきなり買ってくださいと言われても誰も興味がないのは当たり前です。プロポーズする時、相手の好きなものとか場所とかいろいろ考えますよね。その考えと同じで、これをビジネスに置き換えて相手のことを考えれば良いのです。

皆が求めているような解決法、喜んでくれるネーミング、売り方、PRをしている人が売れていきます。その全て根底に流れているのは、消費者視点(customer driven)です。これだけ意識してやればそんなに難しいことはなく、ビジネスは成功すると思います。

 

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