新しいことにチャレンジする時ハードルが高いと感じる人へ

 新しいことをする時に、自分にはハードルが高いと感じることは誰にでもあると思います。そしてほとんどがこう感じると思います。このマインドで新しいことをやっても、潜在意識ではできないと自己認識が入ってしまっているので、結果は失敗することが多いのではないかと思います。

実際にそういうことを繰り返しやってうまくいかないとき、どうせやっても失敗するだろうという負のスパイラルに入っていきます。そもそもそれは最初にうまくいかないと思っているからであって、自分の中でうまくいかない状況を引き寄せてしまっています。それを引き寄せないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか？ 

私だって新しいことを始めるときは、緊張します。リアルの陸上競技であるハードルで、50センチのハードルは私たち大人には高くないですよね。むしろ低い方です。50センチは、小学生にとっては結構な高さになります。ここで言いたいことは、その感覚は自分のハードルに対する脳内の印象です。大人は低く感じ、小学生は高く感じるという、ハードルに対する脳内の印象、イメージになります。ここがポイントで、結局全てのものに絶対的な評価はありません。

何かと比較して、高い若しくは低いと決める相対的評価でしかないです。新しいことに対するハードルが高いと感じるのは、自分自身のセルフイメージなのです。絶対的な高さでも何でもなくて、自分のセルフイメージの中での評価として高いと感じていただけだったのです。勝手に自分が高いと決めているので高いと感じるのです。 

新しいチャレンジに対するセルフイメージが低いから、ハードルが高いと感じる

自分はどうせやってもできないだろうなと思うイメージが、自分自身についているので自分には無理だと感じています。この思考を取り除くには決して新しいチャレンジは、ハードルが高いということではないという認識から始まります。今まではどうせ私なんて、、というところから始まっていたものを、自分の脳の感じ方（セルフイメージ）がハードルを高くしているので、自分の脳の感じ方を変えてあげれば良いということです。 

セルフイメージを高くする方法

セルフイメージが低いと、当然動きたくても動けないという状況も出てきます。そういう時、私はよく環境を変えるようにアドバイスすることがあります。環境が変われば、感情が動いて行動するのが人間の本質なので一番手っ取り早いのです。ただ、そうではないアプローチもあると思っていて、ビジネスや私生活においてもマインドが全てを決定していると感じています。

 脳の感じ方の元になるものは何なのか？

それは何だと思いますか？自分が新しいことをチャレンジするときに、そのハードルが高いと感じる元となるものです。答えは、自分の過去の経験です。過去の経験から、やるかやらないかの判断をしています。人間は過去の経験を元に判断をするとは言ったものの、これからやろうとしている未来のことについては過去と未来は繋がっていないのです。 

過去と未来の間に現在があります。過去と現在は繋がっていて、現在と未来は繋がっていますが、過去と未来は直接繋がっていません。それが分かれば、やるべきことは現在なのだということに気がつくと思います。現在だけが過去と未来のハブとなることを知ったら、未来を変えるには今ここにある現在で何をすればいいのでしょうか？ 

過去を振り返らない

未来思考の人は確実にこれです。ストレングスファインダーで強み分析をやってみると、私もそうなのですが未来思考が高く出て、原点思考（過去を振り返る思考）が低く出ます。私は過去を振り返るのが苦手で、会社の作業で一番苦手なことは先月の経費精算です。経費精算は過去を振り返る業務なので大嫌いです。ポイントは過去を振り返らないこと。それで過去の経験との決別ができます。ハードルが高いと感じる元になるものは過去の経験です。これをまず切り離すことから始まります。自分が過去に成績が悪かったこと、運動ができなかったことなど、こういう過去を全て切り離しましょう。新しいことに挑戦するときのハードルが高くならない第一歩です。 

過去をベースに考えると、結局その延長線上に現在と未来があることになります。過去を切り離して、延長線上に未来は置かないようにしてください。ずっと自己肯定感が低いままの自分を引き摺っているから、どうせやっても無理だろうとか、やってもうまくいかないと思うのです。過去をベースにものごとを考えてしまっている状況ですね。そのままですと新しい未来を過去のベースで延長線上に乗せてしまっているので、やはりうまくアウトプットが出せない可能性が高くなります。過去を振り返らないことです。 

現在の自分を変える

現在は過去をベースに出来上がっているので、現在を上書きすることです。現在の自分を変えれば、変わった自分と未来は繋がります。過去の自分の延長線上にはもう未来はありません。まずは現在の自分を変えることによって、未来は過去の経験からきた価値観とはまた違ったものが生まれてきます。現在の自分を変えることで、過去の延長線上にはない新しい未来が切り開けます。 

自分を変えるには？

今までにやったことをないことをやることが一番良いです。人間は生まれた時は、基本何もやったことがありません。いろいろと何十年間かけてやってきて、その経験を元に物事を判断しているので、やったことがないことをやることで自分の未来を変えるステップになります。大気圏外に出るわけなので、摩擦は起きます。そこは頑張って耐えて大気圏外に出てみることで、新しい未来が待っています。熱を伴う摩擦に耐えるだけの決意を持つことで、その先には素敵な宇宙空間が見えてきます。思い切ってコンフォートゾーンから出てみましょう。 

あとは、依頼があったら逃げないこともポイントです。何でもやる、新しいことは全部やる勢いで自分を変えていくのです。やってみて、たとえうまく出来なかったとしても大したことはありません。そこから新しい未来が始まるので、とりあえず新しいことは全部やるという意識で、依頼があれば逃げないでください。 

イベントで登壇してほしいと言われたときに、無理ですと言いたい状況もあるかもしれません。私のような人がという思いは気にせずに、是非引き受けてみてください。他にもコラボライブやりませんかとか、雑誌の取材依頼、本の執筆依頼、全部基本は受けていきます。これが新しい未来を切り開くポイントです。 

まとめ

新しいことにチャレンジする時に、ハードルが高いのではなく自分のセルフイメージがまず低いという自己解析をして、自分のセルフイメージが低いという認識に書き換えてみてください。 自分の基準値である過去の経験を手放し、消去します。そうすることで過去が消えます。過去の延長線上に作っていた自分の未来を書き換えることができ、現在が元になる未来が作られ、そして現在にフォーカスできます。 

そこまでできたら、どんどん新しいことにチャレンジしてください。よく私は迷ったらGoといいますが、迷う必要はないです。どんどん新しいことにチャレンジすることによって、今の現在が変わって未来も変えられます。ハードルが高いと思う前に、自分の過去の基準値を捨てて新しいことにチャレンジしてください。

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